リリースする魚は、できるだけ水中に置き、乾いた物に触れさせず、手早く針を外すことを基本に扱います。ただし、エサ釣りで全量買い取りの施設や、魚に手で触れることを禁止する施設もあります。まず釣り場のルールを確認してください。
釣る前にそろえる道具
- 施設指定のバーブレスフック
- 魚のサイズに合う、施設で使用を認められたラバーネットなどの網
- フォーセップや対応するリリーサー
道具は魚が掛かってから探さず、すぐ使える位置に置きます。口を挟んで魚を吊るすグリップを、トラウトのリリース用として一律にすすめることはできません。
取り込みからリリースまで
1. 寄せる
必要以上にやり取りを長引かせず、魚と道具に無理をかけずにネットへ誘導します。
2. 水中で外す
口とエラをできるだけ水に入れたまま針を外します。触れる必要がある場合は手を濡らし、強く握りません。
3. 自力で戻る
姿勢を保って泳げる魚は、むやみに持ち続けず戻します。泳げない場合はスタッフへ相談してください。
飲まれた針を無理に引き抜くと傷を広げるおそれがあります。扱いが難しいときは受付やスタッフに助けを求め、施設の指示に従いましょう。一般的な深掛かりへの対応としてラインを切る方法もありますが、管理釣り場では自己判断で放す前に相談してください。
避けたい扱い方
| 避けること | 代わりにすること |
|---|---|
| 地面・乾いたタオルに置く | 水中のネットで保持し、体表への接触を減らす |
| 口やエラを押さえる | 必要な場合だけ、濡れた手で体をやさしく支える |
| 撮影の準備中も持ち上げる | カメラを先に準備し、水中の姿を撮る |
| 元気に泳げる魚も長く保持する | 不要な接触を減らし、自力で戻れる状態なら放す |
写真は水から出さずに撮る方法を優先
水中のネットに入った魚を、真上や斜めから撮影できます。「10秒以内なら安全」という保証はありません。撮影より魚を水に戻すことを優先し、高水温時や弱った魚は撮影を控えてください。
参考にした扱い方の原則
Keep Fish Wetの3原則と具体的な取り扱いのヒントを参考にしています。空気への露出、乾いた面への接触、扱う時間を減らす考え方です。泳いで戻っただけで、魚への影響がなかったとは判断できません。